児童心理司こ4Voiceこの仕事に対して「社会貢献」というイメージを抱く方も多いかもしれませんが、それはあくまで副次的なもの。大切なのは、目の前のこどもたちにどれだけ真摯に向き合えるかということです。同じ境遇の子は1人としていませんし、30年以上やっていても、初めてのケースに出くわすこともあります。「心に寄り添ったケア」を忘れずに、あなたらしい支援のカタチを見つけて欲しいですね!※職員の所属は令和4年4月1日現在ども達の心をケアする仕事に就きたいと思ったきっかけは、同級生の不登校を目にしたところが原点です。こどもながらに「私にもっとできる事はないのだろうか?」と考えました。そんな思いもあり、様々な学習はしてきたつもりでしたが、いざ、児童心理司として業務に取り組んでみるとセオリー通りには進まない難しさに直面。心理判定って、こども達にストレスを与えるリスクもあるし、工夫しておこなうことが大事…頭では理解していても、理屈だけで進めようとすると、こども達にも伝わらないんだなと痛感しました。でも、経験を積む中で様々な価値観を尊重することの大事さを学びましたし、決して孤独な作業ではなく、ここには頼れる仲間がいるということにも気づけました。皆さん、温かみのある方ばかりですし、遠慮なく疑問をぶつけて、スムーズな問題解決に取り組んでいけるんです。もちろん児童相談所に勤務し、知的障害のある児童への療育手帳交付における検査、虐待された児童との面談、里子などの心理判定を担当。そのほか、ケースワーカーと協力して、児童達の“これから”を見据えた支援プログラム作成にも関わります。研修制度も充実しており、職員それぞれの経験値に合わせた道筋を示してもらえます。そうやってスキルを磨き、こども達がだんだんと心を開いてくれる姿を見ることで、自身の成長を直に感じられました。また業務以外の部分で嬉しかったのは、ライフステージの変化に対する配慮ですね。私自身、出産・産休・育休を経て職場復帰したのですが、そのことでなにかハンデを感じるようなことは一切ありませんでした。時短での勤務を認めてもらえるだけではなく、急なお休みや早退に対してもメンバーがしっかりとサポートしてくれました。そのほか、男性の育休取得だって珍しくありません。男女問わず、プライベートと仕事を両立したキャリアを目指す学生さんに、自信を持ってオススメできます!やりがいだけでは仕事は長く続かないもの…心身共に充実しながら、あなたならではの「児童福祉の正解」を見つけてくださいね♪担当部長南児童相談所勤務 ※心理職中央児童相談所勤務 ※浜岸 洋子児童心理司とはRECRUITING BOOK役職者の声福田 まゆ子決して孤独じゃない。こども達にもこの仕事を志す方にも伝えたい。
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